一生モノの記録。引っ越しても使える『木製の身長計』をこどもの日にDIY

公開日: 2026/05/03

リビングの壁に立てかけられた、高さ約180cmの細長い木製の板。表面には1cm刻みの目盛りと数字がステンシルで綺麗に描かれている。板の横には、日付と身長が手書きで数箇所記されており、ナチュラルな空間に溶け込んでいる

「昨日より少しだけ高い、その視線が誇らしい」。

「あ、ズボンが少し短くなったかな?」。お子様の成長は、日々の暮らしの中で予期せぬ瞬間に感じられるものです。 そんな日々の「伸び」を、ただの数字ではなく、温かみのある木に刻んで残してみませんか?

今回ご紹介するのは、**「自作の木製身長計(ハイトチャート)」**です。 昔のように家の柱に直接傷をつけるのではなく、独立した「板」として制作することで、賃貸住宅でも気兼ねなく使え、万が一引っ越しをしてもそのまま新居へ持っていくことができます。 5月5日の節句のイベントとして、家族全員で塗装やステンシルを楽しみながら、一生モノの「記憶の家具」を作るレシピを約2,000文字でガイド。 何十年後か、お子様が大人になった時に懐かしく見返せる、世界に一つのタイムカプセルを作りましょう。

1. 材料:長く付き合う「経年変化」を楽しむ木材

木の香りと、時間とともに色づく質感を大切にします。

Workshop Materials

  • ● SPF材(1×4材など):ホームセンターで安価に手に入り、加工もしやすい代表格。長さ180cm程度のものを選べば、パパ・ママの身長まで記録できます。
  • ● ワックスまたはミルクペイント:「ブライワックス」などを使うと使い込んだようなアンティーク風に、「ミルクペイント」を使うとお部屋に馴染むパステルカラーに仕上がります。
  • ● ステンシルシート&インク:数字や目盛りを正確に入れるために。100均のステンシル用フォントが使い勝手抜群です。

2. 作り方:家族で分担する「思い出作り」の工程

不器用さんでも大丈夫。むしろ「一緒に作った」というプロセスに価値があります。

① サンディング(やすり掛け)

お子様が触れても怪我をしないよう、角を丸く丁寧に削ります。 「ここはパパの担当!」と力仕事を任せるのも、家族DIYの醍醐味。

② 塗装(エイジング)

スポンジや古布でワックスを塗り込みます。 ムラができても、それが木の表情になります。お子様でもお手伝いできる、楽しい工程です。

③ 目盛り入れの正確なコツ

床から何センチの位置に設置するかを決め、そこからメジャーで正確に測っていきます。 鉛筆で下書きをしてからステンシルを叩くのが、失敗しない唯一のポイントです。

3. 記し方:身長だけじゃない「物語」を書き込む

板に命を吹き込む、記録の仕掛け。

  • ✔ 記念日のサイン:「2024.5.5 入学おめでとう」など、身長の横にその時のイベントを書き添えます。油性ペンもいいですが、ハンダゴテで「焼き文字」を入れるとより本格的です。
  • ✔ 写真をクリップ:板の余白部分に、その時の写真をミニクリップで留めておく。板そのものが巨大なアルバムへと進化します。

4. 最後に:見上げる高さが、感謝の深さに変わる日まで。

「今はまだ、あなたが腰をかがめないと見えないような小さな目盛り。 でも、1年、また1年と、目盛りは確実にあなたに近づき、そしていつか、あなたを追い越していくことでしょう。 この身長計は、ただの木材ではありません。 あなたがどれだけ大切に思い、どれだけの愛情を注いで育ててきたかを示す、無言の物語です。 板に刻まれた不揃いな文字を見るたびに、その時々の光景が鮮やかに蘇ります。 こどもの日の今日。ご家族の『今』を、この木にしっかりと刻みつけてください。 その傷の一つひとつが、幸せの証になる日が必ずやってきます。」

まとめ:成長を刻む家具

板に伸びる家族の影を、

永遠の
宝物にして。

Family Tree Chart.