ブランドバッグより品がある。式典用『A4サブバッグ』の作り方【縦型トート】

公開日: 2026/10/08

光沢のある黒い生地で作られた縦長のA4トートバッグ。持ち手の付け根に黒いグログランリボンがあしらわれている。横にはブランドの小さなハンドバッグが置かれ、サイズ対比がわかる

「メインのバッグを引き立てる、名脇役を用意しましょう」。

式典では、膝の上にバッグを置いて着席します。その時、紙袋だとカサカサ音が鳴って気まずい思いをすることも。 布製のサブバッグなら音もせず、使わない時は小さく畳んでメインバッグに忍ばせておけます。

今回は、あえて装飾を削ぎ落とした**「黒の縦型トート」**を作ります。シンプルだからこそ、年齢を問わず、冠婚葬祭や学校行事で長く使える一生モノのレシピを約2,000文字でご紹介します。

1. バランス美人なサイズ設計

大きすぎると「買い物帰り」に見えるし、小さいと書類が入らない。黄金比があります。

Golden Ratio

  • 【縦35cm × 横28cm】: A4の角2封筒(茶封筒より大きいサイズ)が、頭が出ずにすっぽり入ります。横幅を抑えたスリムなシルエットが、スーツ姿をスマートに見せます。
  • 【持ち手】: 肘にかけられるけど、手で持っても床につかない「35cm」がベスト。肩掛け用(50cm〜)にすると、コートを着た時にモタつくので注意!

2. 作り方:ロックミシン不要の「袋縫い」

裏地をつけると重くなるし、嵩張ります。 一枚仕立てでも、縫い代が見えない「袋縫い」なら、見た目が美しく仕上がります。

袋縫い(フレンチシーム)とは?

1. まず「外表」で縫う(縫い代5mm)。 2. ひっくり返して「中表」にしてもう一度縫う(縫い代1cm)。 これだけで、布端が縫い代の中に完全に隠れます。ジグザグミシンよりも丈夫で、高級感のある仕上がりになります。

底マチは「隠しマチ」

ペタンコのバッグに見えて、実は底に4cmほどの「折り込みマチ」を作ります。 荷物を入れた時だけ広がるので、収納時はフラットになります。

3. 「お受験ママ」風に見せるコツ

高見えのポイントは「リボン」です。

  • ✔ グログランリボン:横畝(よこうね)のあるリボンを使います。サテンよりも落ち着いた印象で、フォーマルとの相性が抜群。持ち手の付け根に、小さなリボン結びを縫い付けるだけで一気に格上げされます。
  • ✔ 生地はポリエステル混:綿100%だとシワになりやすいです。ポリエステルが入った「TCブロード」や「ナイロンオックス」なら、畳んでもシワにならず、いつでもパリッとした状態で使えます。

4. 最後に:黒はすべての色を受け止める

「シンプルな黒のバッグは、どんなスーツの色も邪魔しません。 それはまるで、主役であるお子さんを静かに見守る母の姿のよう。 派手さはなくても、品質の良さと機能美を兼ね備えたバッグを一つ持っている。 それだけで、当日は自信を持って振る舞えるはずです。」

まとめ:引き算の美学

目立たないけれど、

なくてはならない
存在です。

Formal Basic.