ランチョンマットの角をピシッと!「額縁縫い」のやり方とズレないコツ
公開日: 2026/02/16

「ランチョンマットなら四角く縫うだけだから簡単!」と思って始めたものの、いざ作ってみると「角が厚くなってミシンが詰まる」「最後に角を折り畳むところが上手くいかない」と苦戦する方は少なくありません。
その悩みを一気に解消し、見た目を劇的にプロっぽくしてくれるのが「額縁縫い(がくぶちぬい)」です。角の布を斜めに重なりを逃がすことで、スッキリと平らな四隅に仕上げる技法です。本記事では、この額縁縫いの全工程を、初心者の方でも絶対に失敗しないように順を追って詳しくレクチャーします。
1. 下準備:アイロンが成功の8割を決める
額縁縫いは、ミシンで縫う時間よりも「アイロンで正確に折る」時間の方が重要です。
✨ アイロンの手順
- 一回目の折り: 布の四辺をすべて1cm内側に折り、アイロンを掛けます。
- 二回目の折り: さらに2cm(作りたい三つ折りの幅)折り、しっかりプレスします。
- 広げる: 一度すべて広げると、四隅にアイロンの「折り筋」が格子状に残ります。これがガイドラインになります。
2. 実践!角を斜めに縫い合わせる工程
ここが額縁縫いのハイライトです。慎重に進めましょう。
1角を三角に折る
布を裏側を上にして置き、角を「折り筋の交点」を頂点にするように内側に折ります。この時、折り目の交点がピシッと合うように意識してください。
2中表にして縫う
角を半分に折り(中表)、折った三角形の底辺に対して垂直に「チャコペンで引いたガイド線」の上をミシンで縫います。
3縫い代をカットして表に返す
縫った線の外側0.5cm程度を残して余分な布をカットし、縫い代を割ります。表に返して目打ちで角を整えれば、美しい斜めのつなぎ目が現れます。
3. 失敗しないための「作家の視点」
💡 ここに気をつけて!
- 厚地すぎる布は避ける: 極厚の帆布などで額縁縫いをすると、重なり部分をカットしてもうまく返りません。オックスやブロードが最適です。
- 縫い始めの「返し縫い」: 角の部分は洗濯や摩擦で力がかかりやすいため、最初と最後は3目ほどしっかり返し縫いをしましょう。
4. ランチョンマットにおすすめのサイズ設定例
園や学校によって指定は様々ですが、代表的なサイズをまとめました。
- 幼稚園・保育園(小さめ): 25cm × 35cm。お弁当とコップを置くのにちょうど良いサイズ。
- 小学校(標準): 40cm × 60cm。机全体を覆う、給食用トレイに合わせたサイズ。
まとめ:細部に宿る、親の愛情と職人のプライド
普通の三つ折りでもランチョンマットの役割は果たせます。でも、そこで「額縁縫い」というひと手間を加えること。それは、使うお子様が引っかからずに使える機能性への配慮であり、作り手としての向上心です。
ピシッと角が立ったランチョンマットを机に広げるとき、お子様の背筋も少し伸びるかもしれません。
額縁縫いは、一度仕組みを理解すれば一生使えるテクニック。ぜひ、端切れで一度練習してから本番に挑戦してみてくださいね!
