裏地なしでも丈夫!ジグザグ縫い・袋縫いを使った端処理の基本(全工程解説)

公開日: 2026/02/09

布の端処理の様子

入園グッズ作りにおいて「裏地を付ける」という工程は、初心者にとって一つのハードルです。「生地を2倍用意しなきゃいけないし、縫い合わせるのも難しそう…」と感じるのも無理はありません。

実は、適切な「端処理(はししょり)」さえ知っていれば、裏地なしの1枚仕立てでも十分丈夫で、長く使えるバッグを作ることが可能です。むしろ、乾きが早い、軽いといったメリットもあります。本記事では、ミシンの基本機能だけでできる「ジグザグ縫い」から、プロのような仕上がりになる「袋縫い」まで、徹底的に解説します。

裏地なし(1枚仕立て)のメリット・デメリット

⭕ メリット

  • 乾くのが圧倒的に早い: 洗濯頻度が高いお弁当袋などには最適です。
  • 材料費を抑えられる: 生地代が半分で済みます。
  • 工程がシンプル: 裁断ミスや縫いズレのリスクが減ります。

❌ デメリット

  • 内側の見た目: 縫い目が見えるため、丁寧な処理が必要です。
  • 強度の不足: 薄地の場合は、重い本を入れると破れやすい。

1. 基本中の基本「ジグザグ縫い」

最も一般的な端処理です。ミシンの「ジグザグ」機能を使って、布端のかがり縫いを行います。

💡 成功のコツ:針を落とす位置

ジグザグの右側の針が「布の外(何もないところ)」に落ちるように縫ってください。布のギリギリをかがることで、糸が生地を巻き込み、ほつれを強力に防止します。布の真ん中でジグザグをしても意味がありません。

2. プロの仕上がり!「袋縫い(ふくろぬい)」

「裏地はないけれど、内側をきれいに見せたい!」という時に使う、プロ御用達の技法です。

手順:

  1. 外表(そとおもて)に合わせる: 通常とは逆に、外側同士を合わせて縫い代0.5cmで縫います。
  2. 裏返す: 縫った部分をアイロンで整え、今度は中表にして縫い代1cmで縫います。
  3. 完成: 最初の縫い代が内側(袋の中)に閉じ込められ、切りっぱなしの端が一切見えなくなります。

※丈夫で見た目も美しいため、コップ袋などの小物に特におすすめの技法です。

3. 強度最強「折り伏せ縫い(おりふせぬい)」

デニムパンツの股の部分などに使われる、非常に強固な縫い方です。

一度縫った後、片方の縫い代を半分に切り落とし、もう片方の縫い代でくるむようにして再度縫い付けます。平らで肌当たりが良いため、衣服に近い入園グッズ(パジャマ袋など)に最適です。

初心者がやりがちな「端処理」のミス

Q. ジグザグ縫いをしたら布が丸まってしまった

A. 生地の厚さに対してジグザグの幅が広すぎるか、糸調子が強すぎることが原因です。薄地の場合は「裁ち目かがり押さえ」という専用のパーツを使うと劇的に改善します。

Q. 洗濯したら端処理がほつれてきた

A. 縫い始めと縫い終わりの「返し縫い」が甘い可能性があります。3〜4針はしっかりと返し縫いをしましょう。

まとめ:端処理を知れば、ハンドメイドがもっと身近に

「裏地なしは手抜き」ではありません。むしろ、1枚の布をいかにきれいに、丈夫に仕立てるかという高い技術が問われる手法です。

お子様の年齢や、アイテムの種類に合わせて、裏地付きと1枚仕立てを賢く使い分けられるようになれば、あなたのハンドメイドライフはさらに楽しくなるはずです。

まずは端切れを使って、自分に合った端処理の方法を練習してみることから始めましょう!