「弘法筆を選ばず」と言いますが、プロの作家こそ道具を大切にします。 切れ味の悪いハサミでは断面が汚くなり、ホコリの溜まったミシンでは異音や故障の原因になります。 1年間、あなたの手足となって働いてくれた道具たちに感謝を込めて、メンテナンスをしてあげましょう。
1. ミシンの大掃除
釜(かま)の周辺には、布ボコリが驚くほど溜まっています。
- 電源を抜く:必ずコンセントを抜いてから作業します。
- 釜を開ける:針板を外し、内釜を取り出します。
- 掃除:付属のブラシでホコリを書き出します。エアダスターを使う場合は、奥にホコリを押し込まないように注意。
- 注油:説明書を確認し、指定された場所にミシン油を1滴だけ差します。(※最近の電子ミシンは注油不要な機種もあるので必ず確認!)
- 空縫い:ハギレを数回縫って、余分な油を吸わせます。
2. 裁ちばさみのケア
布を切るハサミで紙を切っていませんか?それは絶対にNGです。 切れ味が落ちたと感じたら:
- 拭く:刃についた手垢や接着芯の糊を、セーム革や柔らかい布で拭き取ります。
- アルミホイルを切る:家庭の裏技として、アルミホイルを数回切ると一時的に切れ味が戻ることがあります(根本的な研ぎ直しではありません)。
- プロに頼む:高級なハサミは、素人が砥石で研ぐと刃の噛み合わせがおかしくなります。数千円で「研ぎ直し」に出すのが一番確実で、新品のような切れ味が蘇ります。
まとめ
メンテナンスされた道具を使うと、作業中のストレスがなくなり、「スッ」と切れて「ダダダッ」と軽快に縫えます。 新年イチの作品作りを気持ちよくスタートさせるために、道具をリセットしましょう。
