コップ袋・お弁当袋の「巾着」をきれいに作るアイロンのコツ!プロの仕上がりへ

公開日: 2026/02/08

アイロンをかけている手元

「ミシンで縫っているはずなのに、なぜか既製品のようにピシッと仕上がらない…」。そう感じたことはありませんか?

その答えは、ミシン技術の差ではなく「アイロン」にあります。ハンドメイドの世界では「裁縫の8割はアイロンで決まる」と言われるほど、アイロンワークは重要です。特にお弁当袋やコップ袋のような「小さな巾着」は、アイロンがけの精度がそのまま見た目の美しさに直結します。本記事では、初心者でも今日から実践できる、プロ級の仕上がりに導くアイロンのコツを徹底解説します。

1. 最重要!紐通し口の「V字の割り」

巾着作りで最も「素人感」が出やすいのが、紐通し口の脇部分です。ここがガタガタしていると、紐を引いた時に不格好になります。

✨ プロの技:アイロンで「道」を作る

1. 脇を縫った後、縫い代を左右に「割ります」。この際、爪でやるのではなく必ずアイロンでしっかりとプレスしてください。
2. 特に紐通し口(縫い止まりから上の部分)は、端から正確に1cm(または指定の縫い代分)を折り、V字型になるようにプレス。

※ここを適当にすると、後の「コの字縫い」で必ずズレが生じます。0.1mmのズレも許さない気持ちでプレスしましょう。

2. 袋の口を「三つ折り」にする時の極意

巾着の口部分は、三つ折りにして縫います。ここが波打ってしまう原因は、アイロンでの「折り」が甘いことにあります。

  • アイロン定規の活用: 1cm折ってから2cm折る、といった工程を、アイロン定規を使って正確に測りながらプレスします。
  • 「浮かせて」プレス: 強く滑らせるのではなく、上から「ギュッ」と押し当てるようにプレスすると、生地の歪みを防げます。

3. 隠れた主役「マチ(底)」の整え方

お弁当袋には欠かせないマチ。縫った後に裏返してそのまま、という方も多いですが、ここでもう一度アイロンの出番です。

💡 差が出る仕上げのテクニック

袋を裏返した後、マチの部分をしっかりと手で引き出し、アイロンの先端を使って角を「ピシッ」と立たせます。中からアイロンを当てるのが難しい場合は、外側からあて布をしてプレス。これだけで、お弁当箱を入れた時の安定感が変わります。

4. 生地別のアイロン温度と注意点

入園グッズでよく使う生地は、それぞれ熱への耐性が異なります。

生地の種類推奨温度備考
綿(オックス・帆布)高温最もアイロンが効きます。スチームも効果的。
綿ポリ中温シワには強いですが、熱すぎると溶ける可能性あり。
不織布(芯地)中温(ドライ)接着芯を貼る際はスチーム厳禁!

これだけは揃えたい「アイロン七つ道具」

アイロン本体以外に、以下のものがあると仕上がりが格段に変わります。

  • 霧吹き: 天然素材のシワを取るための必須アイテム。
  • あて布: 濃い色の生地、テカリやすい生地を保護します。
  • 厚手のアイロン台: 蒸気が抜けるタイプがおすすめ。

まとめ:「急がば回れ」が美しいバッグを作る

「早くミシンで縫い進めたい!」というはやる気持ちを抑えて、一工程ごとにアイロンをかける。この手間こそが、数ヶ月後に差が出る「丈夫さ」と、誰が見ても美しい「完成度」を生み出します。

お子様が毎日使うものだからこそ、妥協のない仕上げで持たせてあげたいですね。

アイロンは魔法の杖。うまく使いこなして、ハンドメイドの扉をさらに広げていきましょう!