食卓に春を。ひな祭りを彩る『手作りランチョンマットと箸置き』のコーディネート

公開日: 2026/04/13

ひな祭りの伝統色(桃・白・緑)で彩られた、美しいテーブルコーディネート

「いただきますの瞬間に、春が溢れ出す」。そんな食卓、作ってみませんか?

桃の節句(ひな祭り)は、家族が集まるあたたかな行事。ちらし寿司やハマグリのお吸い物など、お料理が主役なのはもちろんですが、その料理を引き立てる「名脇役」こそがランチョンマットや箸置きです。ハンドメイドなら、自宅の食器や部屋の雰囲気に合わせて、完璧なトータルコーディネートが可能です。

本記事では、菱餅のカラー(ピンク・白・緑)をベースにした色の黄金比から、100均素材を格上げする「和紙×布」のハイブリッド技までを、約2,000文字のボリュームで詳述します。

1. 菱餅カラーの魔法:3色の意味と配色ルール

お節句の演出で迷ったら、まずは「3色」を意識しましょう。

Traditional Color Palette

  • 【桃色】(上層): 桃の花、そして魔除け。春の華やぎを象徴します。
  • 【白色】(中層): 残雪、そして清浄。まだ寒さが残る空気感。
  • 【緑色】(下層): 雪の下から芽吹く若草、そして健康。生命力を象徴します。

※この3色を「6:3:1」の割合で使うと、和モダンで洗練されたテーブルになります。

2. 【実践1】リメイクで簡単!「ハレの日」のランチョンマット

ゼロから縫わなくても、市販品を少しアレンジするだけで見違えます。

和紙の「帯」を巻く

市販の白いリネンマットの右側に、幅10cmほどの友禅和紙や千代紙を縦に一本「帯」として重ね、手芸用ボンドで固定します。これだけで、一気に料亭のような「よそゆき」の表情になります。

「四隅」の刺繍ライン

第74記事の刺繍技術を活かし、四隅の一箇所だけに桜か桃のワンポイントを。お皿を置いたときにチラリと見える刺繍が、作り手のこだわりを物語ります。

3. 【実践2】10分で完成!「水引」と「千代紙」の箸置き

家族一人一人の名前を添えた「おもてなし」の工夫です。

  • 🎌 水引の「梅結び」箸置き:100均の水引を3本合わせ、「梅結び」に。裏側に小さくカットしたコルクシートを貼れば、安定感のある立派な箸置きになります。
  • 🎌 千代紙の「舟形」箸置き:千代紙を細長く折り、舟形に結ぶ。ここに第64記事のスタンプ技術で名前を添えると、席札(ネームカード)としての役割も果たします。
  • 🎌 桜のレジン箸置き:第70記事で学んだレジンを用い、桜の花びら(押し花)を透明な丸型に封入。ガラスのような透明感が、春の光を食卓へ呼び込みます。

4. 注意!「汚れへの強さ」と「収納」の知恵

「ランチョンマットは食べこぼしが避けられないアイテムです。『使用前に防水スプレーをかけておく』することで、一度きりでなく来年も使えるように保護しましょう。 また、お節句の小物はコンパクト。『ひな人形の箱と一緒に保管する』のではなく、『季節の布もの』としてジップ付き袋に平らに収納するのが、シワを防ぎ、次の出し入れをスムーズにするプロの整理術です。」

まとめ:食卓に、愛情というスパイスを

「わあ、可愛い!」。

子供たちが席に着いた瞬間のその声が、どんなご馳走よりも心を満たしてくれます。

一枝の桃を飾り、手作りのマットを敷く。 その「ひと手間」は、家族の健やかな成長を願う親心の現れそのものです。 今年のひな祭り。お料理を作るのと同じ情熱で、その「舞台」も手作りしてみませんか? あなたの思いやりが、春の食卓を世界で一番温かい場所にしてくれるはずです。

さあ、お気に入りの和紙と布を広げて。春の祝宴の準備を始めましょう!