秋を揺らす、小さな縮緬。和室をモダンに彩る「お月見の吊るし飾り」DIY

Modern Japanese Hanging Art

窓を叩く秋風に、一房一房が優しく揺れる。
江戸時代から伝わる「吊るし飾り」は、家族の健康や幸福を願うお守りのような存在です。
今回は、そんな伝統的な吊るし飾りを、十五夜のテーマで再構築しました。
真っ白なうさぎ、黄金色の三日月、重なり合うお団子。
和の素材である「縮緬(ちりめん)」の豊かな風合いを活かしつつ、、
現代のインテリアにもスッと馴染む、洗練された配色で提案します。

伝統の形を「今」の空間へ繋ぐポイント

1. 「二越(ふたこし)ちりめん」で陰影を楽しむ

表面に大きな凹凸(シボ)がある二越ちりめんを選びましょう。単色でも光の当たり方で陰影ができ、吊るし飾りが動くたびに豊かな表情を見せてくれます。三日月には「金茶色」、うさぎには「生成り色」を選ぶと、落ち着いた、それでいて存在感のある大人な和モダンを演出できます。

2. 「多段連結」ではなく「センター一点」の潔さ

伝統的な吊るし飾りはたくさんの紐を垂らしますが、モダンに見せるなら、太めの赤い組紐一本に、厳選した3〜5個のモチーフを縦に並べるスタイルがおすすめ。モチーフ同士の間に「ウッドビーズ」や「真鍮の玉」を挟むことで、和と洋が程よくミックスされた洗練されたリズムが生まれます。

3. 重りは「房(タッセル)」でエレガントに

一番下に付ける重りには、長めのタッセルを採用しましょう。伝統的な縮緬細工の重りも良いですが、現代的なさらさらとしたレーヨン素材のタッセルを合わせることで、モダンな雰囲気が際立ちます。お月見当日だけでなく、季節を繋ぐインテリアとして、リビングのカーテンレールなどに飾っても素敵です。

Gently Swaying Traditions

揺れる想い、重なる時間。
あなたが一針一針愛情を込めて作った小さな縮緬たちが、
秋の静かな夜を、
誰よりも優しく、軽やかに彩り続けます。

Tsukimi Tsurushi-Kazari DIY