一針一針、リズムを刻む。秋の夜を楽しむ「北欧風・モダン刺し子」のススメ

Mindful Stitching

窓を叩く秋の風、静まり返った夜の部屋。
そんな「読書の秋」ならぬ「針仕事の秋」にぴったりなのが、日本の伝統技法「刺し子」です。
今回は、伝統的な柄を少しアレンジして、
北欧のテキスタイルのような幾何学模様を描くモダンな刺し子をご紹介します。
難しい技術は不要。ただひたすらに前へ、一針ずつ進むリズムは、
日々の忙しさを忘れさせ、心に静かな余白を届けてくれます。

「モダン」に魅せる、素材と模様の選び方

1. 布と糸の「カラーコントラスト」を楽しむ

伝統的な刺し子は紺地に白糸が定番ですが、モダンに仕上げるなら「グレーの麻布にマスタード色の糸」や「生成りのコットンにネイビーの糸」など、北欧風の配色を意識してみましょう。くすんだアースカラーを選ぶことで、和風すぎない、現代のキッチンやリビングに馴染むクロスが完成します。

2. 「単純な図案」の積み重ねが美を生む

初心者さんは、まずは「正三角形」や「プラス記号(クロス)」、単純な「四角の格子」から始めてみましょう。これを規則正しく、等間隔に並べるだけで、驚くほど洗練された幾何学模様になります。図案は水で消えるチャコペンで丁寧に下書きしておくことが、美しく仕上げる唯一の近道です。

3. 「運針(うんしん)」は一気に進まず丁寧に

刺し子の基本である運針。一気に数目を針に通して抜くのが伝統的なスタイルですが、初心者は一目ずつ、布の裏表で「糸の張り」が均一になるよう確認しながら刺すのがおすすめ。特に角の部分は布を引っ張りすぎないよう注意することで、洗濯しても歪まない、丈夫なコースターやキッチンクロスになります。

The Rhythm of Silence

一針ごとに、心が整う。
あなたが紡いだ静かなラインが、
ありふれた日常の布を、
世界に一つの愛おしい道具へと変えていきます。

Sashiko Modern Geometric Course