夏のアトリエ整理。
熱に弱い「レジン資材」の正しい保管場所

Atelier Management

「久しぶりに使おうと思ったら、レジン液がドロドロ…」
「ドライフラワーの色が抜けて白っぽくなっている…」
そんな経験はありませんか?
6月に入り、室内温度が上がり始めると、
私たちの繊細な資材たちは、悲鳴を上げ始めます。
作品のクオリティを支えるのは、日頃の資材管理。
暑くなる前に見直したい、
夏のアトリエ・トリートメントについてお話しします。

劣化の原因:光と熱への対策

  • レジン液: UVレジン液は光(紫外線)で硬化します。暗所はもちろん、夏場は25度以下の涼しい場所での保管が理想です。
  • ドライフラワー: 高温多湿は退色とカビの原因。シリカゲルを入れた密閉容器に入れ、陽が当たらない場所へ。
  • 接着剤: 夏場は成分が分離したり固まったりしやすいため、冷暗所(冷蔵庫はNGな場合が多いので説明書を確認)へ。
  • シリコンモールド: 熱で変形したり、ホコリがつきやすくなったり。チャック付き袋に入れて平らに保管します。

アトリエ整理の3箇条

1. 「窓際」から資材を遠ざける日当たりの良い窓際に棚を置いている場合は、夏の間だけ場所を移動しましょう。 直射日光は温度を急上昇させるだけでなく、紫外線による資材の変質を招きます。
2. 遮光ボックスを活用する透明なケースは中身が見えて便利ですが、夏場は不透明な引き出しやボックス、または布をかけるなどの対策が有効です。 アルミ製のケースは熱を通しやすいので、プラスチックや木製のボックスがおすすめです。
3. 空気の流れを作る閉め切った部屋のアトリエコーナーは、熱がこもりやすいもの。 サーキュレーターで空気を循環させたり、除湿機を活用して湿度を一定に保つことも、資材を守ることに繋がります。

良い作品は、良い資材から

資材が傷んでしまうと、
どんなに頑張って作っても最高の結果は得られません。
「もったいない」を減らすためにも、
アトリエの環境を整えてあげてください。
整頓された空間は、
新しい作品のアイデアも運んできてくれるはずです。

Quality Control

作家の誠実さは、
目に見えないところに現れる。
資材を大切にすることは、
手に取るお客様を大切にすること。
夏のアトリエを、
一番心地よい場所に。

Artist Column 2024