透明感が決め手。押し花レジンで作る『夏色スマートフォンケース』制作ノート

公開日: 2026/04/12

透明なスマホケースに、淡い水色の紫陽花(あじさい)や、かすみ草の押し花が美しく配置されている。レジンの表面はぷっくりと厚みがあり、光を反射してまるで水滴のように輝いている。背景には初夏の明るい日差しと、涼しげなガラスの小物が添えられた都会的なスタイリング

「手のひらの上に、永遠の春を」。

4月。道端に咲く花々が愛らしく、つい写真に収めたくなる季節。 そんな季節の輝きを、毎日何度も手にする「スマートフォン」に閉じ込めてみませんか?

今回ご紹介するのは、**UVレジンを使った「押し花のスマホケース」**です。 本物の花の繊細な質感を透明な樹脂でコーティングすることで、まるで水滴の中に花が浮かんでいるような、幻想的な美しさが生まれます。 初心者さんが陥りがちな「気泡が入ってしまう」「花の変色」といった悩みを解決するためのテクニックから、2024年らしい『抜け感』のあるデザイン構成まで、**「一生モノのハンドメイド・アクセ」**を約2,000文字で徹底解説。 スマホを開くたびに、あなたの心がパッと明るくなるような一品を目指しましょう。

1. 材料:透明感を左右する「高品質レジン」の選択

安いレジン液は時間が経つと黄色くなる(黄変する)ため、信頼できるブランド選びが重要です。

Botanical Kit List

  • ● 黄変しにくいUV-LEDレジン(パジコ等):数年後も透明なままでいてほしいから。国産の高品質モデルを選びましょう。
  • ● 初夏の押し花セット:紫陽花、レースフラワー、ミモザ。水色や白を基調に、2024年トレンドの「くすみグリーン」を添えると大人っぽくなります。
  • ● クリアハードケース(PC素材):柔らかいシリコン製はレジンが剥がれやすいため、ポリカーボネート(硬い素材)のケースを土台にします。

2. 作り方:失敗しない「ぷっくり」レイヤード術

一気にレジンを塗るのではなく、3回以上に分けて「層」を作るのがプロの美しさの秘訣です。

① 仮置きの「構図」を決める

レジンを塗る前に、ピンセットで花を並べます。 中央を少し空けて、左右に散らす「リース型」や、一方向から流れる「ウェーブ型」など、余白を活かす配置がオシャレに見えます。

② 1層目の接着とコーティング

薄くレジンを塗り、花を固定。 このとき、竹串で気泡を丁寧に潰します。エンボスヒーター(ドライヤーのような熱風器)があると、みるみる気泡が消えていきます。

③ 仕上げの「トップコート」

最後はケースの縁ギリギリまでたっぷりレジンを盛り、表面張力を利用して「ぷっくり」させます。 ここでの静かな硬化時間が、宝石のような輝きを生みます。

3. コツ:お花を「褪色(色褪せ)」から守る裏ワザ

美しい色を長く保つために。

  • ✔ マニキュア除光液で脱脂:ケース表面の油分を拭き取っておくことで、レジンの剥離(浮き)を劇的に防げます。
  • ✔ お花の「裏塗り」:色の薄い花はレジンを吸うと透明になりすぎてしまいます。あえて裏側に白のレジンを薄く塗っておくと、発色が鮮やかに残ります。

4. 最後に:画面の奥より、手元の輝きを見つめて。

「スマートフォンは、今や私たちにとって体の一部のような存在。 そのケースを自分の手で作り、季節の花を閉じ込めることは、デジタルの冷たさに温かな血を通わせるようなものです。 通知が来るたびに、手に取るたびに。 あの日あなたが丁寧に配置した花々が、静かにあなたへ微笑みかけてくれる。 その小さなときめきが、忙しい一日をどれほど穏やかにしてくれるか、きっと完成した瞬間に実感するはずです。 不器用でもいい。 一本のピンセットとレジンの光があるだけで、あなたの日常はアートに変わります。 一足早い初夏の光を、その手のひらに、虹のように閉じ込めてみませんか。」

まとめ:光と花を運ぶ

本物の季節を、

いつも持ち歩く
あなたのための、一点物。

Pressed Flower Tech Box.