暑中見舞いに添えて。
押し花で仕上げる「おしゃれなポストカード」の作り方

Petals of Summer Greeting

止まった時間の中に閉じ込めた、花の命。
暑中見舞いは、一年で最も暑い時期に相手を気遣うための優しい文化です。
そこには、冷たいお見舞い以上に、心に涼を呼ぶ「美しさ」を添えたいもの。
薄く繊細な押し花が、無機質なポストカードに命を吹き込みます。
開いた瞬間に、ふっと庭先の緑の香りが漂ってくるような、
そんな情緒あふれる一枚を、あなた自身の指先から生み出してみましょう。

準備するもの:夏の記憶を留める道具たち

  • 夏の花: アジサイ、レースフラワー、ニチニチソウ、カスミソウなど(薄い花がおすすめ)。
  • 押し花キットまたは厚い本 & 吸水紙: 花の水分を抜き、平らにプレスするために。
  • ポストカード: 水彩紙やコットンペーパーなど、少し厚みと質感のあるもの。
  • 接着剤・ピンセット・透明フィルム: 繊細な花を汚さず配置し、保護するために。

制作の手順:色鮮やかに、風に舞うように

1. 夏の花を「押し花」にする(時短テクニックも)花を丁寧に広げ、吸水紙に挟みます。自然にプレスする場合は1週間ほど置きますが、時短したいなら電子レンジを活用。厚紙と吸水紙、花をセットしてレンジで30秒〜1分ほど加熱すれば、鮮やかな色を残したまま数分で押し花が完成します。
2. デザインの構成:余白の美学まずはピンセットを使って、ポストカードの上に押し花を仮置きします。コツ: カードいっぱいに並べるよりも、斜めに流れるように配置したり、一部をカードからはみ出させるように配置して後でカットすると、 「風になびいている」ような軽やかな印象になります。文字を書くための余白もしっかり確保しましょう。
3. 固定と保護:美しさを長く保つ花の裏側に極少量の工作用ボンドをつけ、カードに固定します。 そのまま郵送すると花が剥がれたり壊れたりするため、上から「透明な保護シール(またはアイロンラミネートフィルム)」を貼って密閉します。 これで、時間が経っても色が退色しにくく、手触りも滑らかな仕上がりになります。

言葉以上に伝わる、季節への敬意

完成したカードを手に取ると、押し花の薄さと紙の質感が調和し、
まるでそこだけに優しい時間が流れているような錯覚を覚えます。
「暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか?」
そんな定番の挨拶の横に配置された小さな花は、
受け取った人がふと足を止めて、深呼吸したくなるような安らぎを届けてくれるはずです。
市販の絵柄ではない、あなたが実際に見て、触れて、形に残した花。
それは、どんな言葉を並べるよりも深く、あなたの誠実さを伝えてくれます。
今年の夏は、一通のポストカードに、静かな庭の風景を閉じ込めてみませんか?

Botanical Breeze Studio

夏を、
一葉に託して。
届けるのは、
色あせない真心。

Handmade Floral Stationery 2024