暗闇に浮かぶ、物語。三日月とうさぎの「窓辺の切り絵アート」
Paper-Cut Moon Magic
月が昇ると、窓辺に物語が生まれる。
黒い画用紙を丁寧に切り抜いて作る「切り絵」は、
光と影だけで世界を表現する、最も静謐なアートの一つです。
今回は、十五夜の夜に向けて、窓辺やリビングの照明近くに飾れる
「三日月とうさぎ」の切り絵モチーフのデザインと、
繊細なラインを綺麗に切り抜くためのテクニックをご紹介します。
影を使いこなす、切り絵の表現術
1. 線を残すか、面を残すか
三日月の輪郭を細い線で残すとモダンに、逆にうさぎのシルエットを「黒い面」として残すと力強い印象になります。複数のパーツを切り分けるときは、必ずどこか1箇所を外枠(画用紙の縁)と繋げておく「一筆書き」のような構造を意識しましょう。
2. カッターは「引く」のではなく「紙を回す」
曲線や尖った角を綺麗に切り抜くコツは、カッターの刃を大きく動かさず、支点にして、画用紙側の角度を少しずつ変えていくことです。デザインカッターの刃先は常に新しく、鋭い状態を保つことが、切り口を毛羽立たせない唯一の方法です。
3. カラーセロハンで「ステンドグラス風」に
切り抜いた部分の裏側から、薄い黄色やオレンジのセロハン、または障子紙を貼ってみましょう。インテリアとして壁に飾った際に、後ろから照明を当てることで、月が幻想的に発色し、夜の静けさをより深く演出する照明アートへと進化します。
Silhouette of the Night
暗闇があるから、光が際立つ。
あなたの研ぎ澄まされた集中力から生まれた物語が、
秋の窓辺を、
誰よりも静かに、雄弁に語り始めます。
Tsukimi Paper Cutting Guide
