マンションでも飾れる!フェルトで作る『ちりめん細工風の兜』端午の節句DIY

公開日: 2026/04/15

黒と金のフェルトで作られた、手のひらサイズの兜。中央には立派な鍬形(くわがた)がつき、赤いタッセルがアクセントになっている。木製の台座の上にちょこんと置かれ、背景には淡い緑の背景がある

「小さくても、想いは大きく。健やかな成長を願って」。

5月5日の端午の節句。 かつては大きな兜や五月人形を飾るのが一般的でしたが、現代の住環境では「飾る場所がない」「片付けが大変」という声も多く聞かれます。

そこでおすすめしたいのが、**「フェルトで作るちりめん細工風の兜」**です。 高級感のある厚手のフェルトを使い、ちりめん細工のようなぷっくりとした質感を再現。 手のひらサイズなので、玄関の棚やリビングのちょっとしたスペースに飾ることができ、オフシーズンは平らに畳んで封筒一つで保管できます。 お子様や孫への手作りギフトとしても喜ばれる、愛情たっぷりの制作レシピを約2,000文字で丁寧に解説します。

1. 材料:フェルトを「高級」に見せる色と素材選び

100均のフェルトでも作れますが、色選びと「芯材」の使い方がポイントです。

Kabuto Materials

  • ● 厚地フェルト(黒・紺):兜のベース。少し厚み(2mm程度)があるものを選ぶと、自立しやすく重厚感が出ます。
  • ● 金のフェルト(またはレーヨンちりめん):鍬形(くわがた)部分に使用。金色の刺繍糸やブレードを縁に縫い付けるとより豪華に。
  • ● 赤いタッセル(江戸打ち紐):兜のあご紐部分。赤を差し色にすることで、一気に「祝いの品」としての格が上がります。

2. 作り方:折り紙の要領で「立体」を形作る

基本は「折り紙の兜」と同じですが、フェルトならではの厚みを考慮して縫い合わせます。

① 型紙に従ってパーツを切り出す

正方形のベース布と、鍬形のパーツを切り出します。 鍬形には中に厚紙を挟むと、ピンと立って勇ましく見えます。

② 糸で見せる「装飾縫い」

兜の表面に、金糸や銀糸でバツ印(×)のステッチを細かく入れると、本物の甲冑の「縅(おどし)」のような精緻な表現になります。 このひと手間が「フェルト製」を「工芸品」に変える魔法です。

③ 仕上げのバランス調整

左右のバランスを見ながらタッセルを固定します。 重心を低めに設定すると、飾った時に安定感が出て美しく見えます。

3. 飾り方:日常に溶け込む「モダン節句」の演出

センス良く飾るコツ。

  • ✔ 木製プレートを敷く:100均のコースターやまな板を磨いたものを下に敷くだけで、専用の台座のような高級感が出ます。
  • ✔ 季節の枝ものと並べて:菖蒲(あやめ)やこいのぼりのピックと一緒に飾ると、そこだけが小さな節句ギャラリーになります。

4. 最後に:受け継がれる「願い」をフェルトに込めて

「兜は、身を守る鎧(よろい)。災いからお子様を守り、力強く突き進んでほしいという親の祈りそのものです。 高価な既製品も素晴らしいけれど、お母さんやおばあちゃんがチクチクと一針ずつ縫ったその温もりは、お子様が大きくなった時に『愛されていた記憶』として心の中に残り続けます。 不器用なステッチがあってもいい。それがそのまま、この世に一つだけの兜の個性になります。 端午の節句、澄み渡る5月の空の下で、ご家族の笑顔がこの小さな兜の周りに集まりますように。」

まとめ:我が家の五月人形

小さな兜に込めた、

健やかな未来への
まっすぐな想い。

Felt Kabuto Craft.