足元から春を呼び込む!お気に入りの布で作る『手作りバブーシュ』制作ガイド

公開日: 2026/03/08

リネン生地で作られた薄いカーキ色のバブーシュ。つま先に向かって丸みがあり、履き口には上品な刺繍があしらわれている。隣には来客用のカゴに数足並んでいる様子

「お帰りなさい、の足元を彩る」。

新年度が始まり、慌ただしく過ぎる毎日。 家に帰ってお気に入りの「室内履き」に足を入れる瞬間、ホッと一息つける…そんな小さな贅沢を自分の手で作ってみませんか?

今回ご紹介するのは、モロッコの伝統的な履物から生まれた**「バブーシュ」**。 市販のスリッパにはない、フィット感と軽やかさが魅力です。 お気に入りの生地を使い、底材にこだわることで、一生ものにしたくなる自分だけの一足を仕立てる方法を約2,000文字でガイド。 ゲストへの「おもてなし」にも最適な制作レシピです。

1. 材料:履き心地を左右する「芯」と「底」

布選びと同じくらい、中の素材が重要です。

Babouche Materials

  • 【表布・内布】: 厚手の綿麻やキャンバス地が適しています。内布は肌当たりの良いダブルガーゼやネル生地もおすすめ。
  • 【キルト芯・ドミット芯】: 甲の部分にふんわり感を出すため。2枚重ねにすると高級感が増します。
  • 【底板(ウレタン芯)】: 5mm程度の厚みがあるもの。100均のジョイントマットを型抜きして使う裏技も。
  • 【底裏(滑り止め)】: フェイクレザーや、市販のスリッパ用底材。フローリングでの転倒を防ぎます。

2. 作り方:立体的な曲線を縫うコツ

バブーシュ作りの難関は、甲のパーツと底パーツを合わせる「カーブ」です。

Step 1:自分の足で型紙を取る

厚紙の上に足を置き、ぐるりと一周なぞるのが一番確実な型紙の作り方。 そこから指一本分(約2cm)外側を通るように描き直せば、締め付けないゆったりサイズの底型が完成します。

Step 2:パーツに芯を貼る

「甲」と「底」それぞれのパーツに接着芯やキルト芯を貼ります。 特に底は、体重がかかる部分なので、接着剤とミシンを併用してガッチリと芯を固定しましょう。

Step 3:外表で合わせてパイピング

甲と底を合わせ、バイアステープでくるりと一周包みます(パイピング)。 バブーシュはこの「縁取り」の色を変えるだけで、個性がぐっと引き立ちます。 カーブ部分は目打ちで布を送りながら、ゆっくりと。

3. アレンジ:四季を楽しむ足元

気分を変える、デコレーション。

  • ✔ ビーズ刺繍:つま先にキラキラしたビーズやスパンコールを。モロッコ本場のバブーシュのようなエキゾチックな雰囲気になります。
  • ✔ ボア素材で冬仕様:内側にフェイクファーやボアを使えば、冬の冷えから足を守る「最強の防寒ルームシューズ」に変身。

4. 最後に:一歩踏み出す喜び

「『いい靴は、素敵な場所に連れて行ってくれる』。 室内履きだって、同じです。 自分の好きな色、理想の肌触り。すべてを詰め込んだバブーシュは、家の中の移動さえも楽しいものに変えてくれます。 新生活の玄関に、心を込めて作った一足を並べて。 今日という日が、もっと素敵な一歩になりますように。」

まとめ:足元の芸術

包み込むような優しさが、

お家時間を
クラスアップ。

Babouche Life.