卒業式の袴を彩る!和柄で作る「お守り型巾着」とお揃い髪飾りの作り方
公開日: 2026/03/17

「袴が決まったら、次はおしゃれな小物を。レンタルもいいけれど、特別な日だからこそ手作りの温もりを添えたい」。
3月の卒業・卒園シーズン。近年、お子様の袴姿が定番となっていますが、意外と悩むのが「巾着」や「髪飾り」といった小物類です。市販品はありきたりだったり、セット品は飾りが小さすぎたり…。そんな時、着物の色柄に合わせた世界に一つだけのセットを、お母さんやお父さんが手作りしてくれたら、お子様の自信と喜びはさらに深まるはずです。
本記事では、初心者でも安心の「直線縫いだけ」で作れる本格巾着と、ボンドと少しの縫い作業で完成する髪飾りの作り方を、約2,000文字のボリュームで詳述します。
1. 【巾着】ハレの日に映える「お守り型」の黄金比
和装の巾着は、一般的な給食袋とは異なり、「縦のライン」が美しいお守り型がベストです。
準備するものと設計図
- 表布: ちりめん、金襴(きんらん)、オックス(和柄) 2枚
- 裏布: 綸子(りんず)風の光沢のある生地、または薄手の綿 2枚
- サイズ: 縦 22cm × 横 18cm(マチなし、または2cm程度の底マチ)
- 紐: 江戸打ち紐(赤・金・紺など) 2本
2. 【髪飾り】ぷっくり立体感が鍵「大正浪漫リボン」
ハーフアップの袴スタイルに欠かせないのが、大きなリボンの髪飾りです。
キルト芯でふんわりと
薄い布で作るとペラペラとした印象になりがちです。中に厚手のキルト芯を挟んでから裏返して縫うことで、和菓子のような「ぷっくり感」が生まれ、写真映えが劇的に向上します。
垂れ(タッセル)を添えて
リボンの中心から、巾着と同じ江戸打ち紐を垂らし、先端にタッセルやパールビーズを付けると、歩くたびに揺れて、お子様の表情を明るく彩ります。
3. プロが教える「和の高級感」を出す3つのスパイス
- 💡 Tip 1:二色の「重ねリボン」: メインの和柄リボンの下に、一回り大きい無地のサテンやグログランリボンを重ねてください。この「奥行き」が既製品のような重厚感を生みます。
- 💡 Tip 2:「二越ちりめん」の質感: シボ(凹凸)がはっきりした二越ちりめんを選ぶと、光を柔らかく反射し、安価なプリント布とは一線を画す質感が得られます。
- 💡 Tip 3:紐の先端(ループエンド): 紐をただ結ぶだけでなく、共布で包んだ「くるみボタン」や「チューリップ型の飾り」で先端を隠すと、細部までこだわりを感じる仕上がりになります。
4. 注意!「髪飾りの金具」選びの安全性
「元気なお子様の場合、ピンポンマム(お花の飾り)や大きなリボンは途中でズレがちです。『バレッタ』よりも『太めのヘアクリップ』の方が、細い髪にもしっかり止まり、付け直しも容易です。また、ピンの金属が直接肌に当たらないよう、リボンの裏側にフェルトを貼る配慮を忘れずに。」
まとめ:最後の一針に込める「おめでとう」の気持ち
巾着の中に、ハンカチと一緒に「小さな幸せ」を詰め込んで。 リボンの結び目に、これまでの成長への感謝を込めて。
あなたが作ったこのセットは、卒業アルバムのどのページでも、お子様の隣で優しく輝き続けます。
春の準備は、心の準備。穏やかな光の中で、ハレの日の主役をあなたの手仕事で最高に引き立ててあげてください。
