園の指定サイズ『マチあり』でもパニックにならない!布の裁断計算式とマチの付け方図解

公開日: 2026/08/12

方眼紙の上に置かれた定規とチャコペン。横には裁断された布と、完成したマチ付きの巾着袋の底部分のアップ写真

「5cmのマチを作ると、縦と横が2.5cmずつ縮む。これが算数の罠です」。

お弁当袋やコップ袋、絵本バッグ。子供の持ち物は立体的なものが多いので、「マチ(厚み)」が必須です。しかし、指定されたサイズ通りに布を切ってからマチを作ると、「あれ?完成したら予定より小さい!」という悲劇が起きます。

マチを作る分、布を余分に用意しなければなりません。本記事では、**どんな指定サイズでも対応できる「魔法の計算式」**と、**一番簡単なマチの縫い方**を約2,000文字でレクチャーします。これを読めば、もう算数で泣くことはありません。

1. これだけ覚えて!裁断サイズの計算式

縫い代(ぬいいろ)を忘れずに足すのがポイントです。

The Formula

例:出来上がり「縦30cm × 横40cm × マチ5cm」の場合

  • 【横幅の計算】: 出来上がり横幅 + マチ + 縫い代(左右2cm)
    → 40 + 5 + 2 = 47cm
  • 【縦幅の計算(布を底で折る場合)】: (出来上がり縦幅 × 2) + マチ + 縫い代(袋口の折り返し分など)
    → (30 × 2) + 5 + 6 = 71cm

※マチを作ることで、底の部分と横の部分に布が取られるため、必ず「マチ分」を足す必要があります。

2. 初心者向けNo.1「三角マチ(つまみマチ)」の縫い方

布を切らずに、縫ってからマチを作る方法です。失敗してもやり直せるので安心!

Step 1:まずは袋にする

マチのことは忘れて、普通に脇を縫って袋状にします。(まだ裏返しません。中表の状態)

Step 2:底の角を三角に開く

袋の底の「角」を、クシャッと潰して三角おにぎりの形にします。 この時、脇の縫い目が**「三角の真ん中」**に来るように合わせるのがコツです。ここがズレると綺麗なマチになりません。

Step 3:線を引いて縫う

定規を当てて、三角の幅が「指定のマチ幅(例:5cm)」になる場所に線を引きます。 その線の上を直線縫いします。 余った三角部分は切り落としてジグザグミシンをかけても良いですし、そのまま底に縫い付けて補強にしてもOKです。

3. 意外な落とし穴「コップ袋」の高さ

小さいものほど、マチの影響を大きく受けます。

  • ✔ コップ+歯ブラシの場合:マチを大きく(6cm〜8cm)取ると、その分「高さ」が低くなり、歯ブラシが頭を出してしまうことがあります。計算式通りに、しっかり高さを確保しましょう。
  • ✔ 折りマチ(隠しマチ):お弁当袋など、使わない時はペタンコにしたい場合は「折りマチ」が便利です。脇を縫う前に布をM字に折る方法ですが、少し難易度が上がるので最初は三角マチがおすすめです。

4. 最後に:マチは「容量」の優しさ

「マチがあるだけで、お弁当箱が傾かず、コップが安定し、小さな子供でも出し入れがスムーズになります。 それは単なる寸法の話ではなく、使う人への『思いやり』の深さ。 計算はちょっと面倒ですが、そのふっくらとした底の部分には、ママとパパの愛情がたっぷりと詰まっているのです。」

まとめ:立体を作る楽しさ

平面の布が、縫うだけで立体に変わる瞬間は感動的です。

一度覚えれば一生使えるマチの公式。
さあ、自信を持って布を広げましょう!

Math for Crafts.